【社員インタビュー】アマゾン ウェブ サービスなら長年の想いを実現できる!インサイドセールス立ち上げのプロが選んだ、女性が真に活躍できる職場とは?

信頼性と拡張性に優れたクラウドコンピューターサービスを提供し、企業の生産性向上に大きく寄与しているアマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社(以下、AWS)。

最先端技術を駆使しテクノロジー面で大小様々な企業をサポートしている同社で、2018年、新たにカスタマーエンゲージメント(インサイドセールス)の部署が立ち上がりました。

メンバーの9割が女性で、多くの方が家庭や育児といったプライベートを充実させつつ、無理なく仕事との両立を実現させていらっしゃいます。

会社からのサポートは?職場の雰囲気は?
カスタマーエンゲージメント部マネジャー山中氏にお話をお伺いしました。


<プロフィール>
山中 貴子氏
・アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
 カスタマーエンゲージメント部(見込顧客/新規案件発掘チーム) 部長

インサイドセールスの「働き方改革」実現のため、また新たなチャレンジの場として、2018年「Demand generation チーム(見込顧客/新規案件発掘チーム)」の新規立ち上げに伴いアマゾン ウェブ サービス ジャパンに入社。インサイドセールス業務に従事すること18年。

過去に勤めた会社はハードウェアメーカーのDell社、ソフトウェアメーカーのSymantec社、ネットワークキャリアのColt Technology Services社と幅広く、業種業態は違えど一貫してインサイドセールス立ち上げに伴い着任。

新規/既存顧客問わず、カバレッジ拡大に向けたインサイドセールス施策を実行。インサイドセールスのためのコールログシステムやコール品質平準化のための教育スキーム、またパートナー企業との協業スキームの構築実績など幅広く活躍している。
 

入社を決めたのは『女性の活躍推進』 への想い

AWSとの出会いは、前職がAPN(AWS Partner Network)のネットワークパートナーの1社としてAWSクラウドへのダイレクトコネクト(専用線)を提供する企業で、新規開拓において協業したことがきっかけです。2018年1月AWSでのインサイドセールスチーム(カスタマーエンゲージメント部)立ち上げに伴いお声掛けいただき、ご縁とタイミングが合い、今ここにいます。

インサイドセールスという業務に携わってからもう18年、新たなチャレンジの場としてAWSを選んだのは、インサイドセールスの自由な働き方ができる土台がAWSにはあったからです。

過去にハード、ソフト、ネットワーク企業でインサイドセールスの立ち上げに携わってきましたが、固定デスク、固定電話が当たり前の世界でした。テクノロジーの進化に因るところも大きいですが、AWSには従来の概念を取っ払うだけの働く方々のマインド、企業文化、インフラがありました。

加えて、AWS代表長崎からこのチームを「女性が活躍できる部署にしたい」という想いを聞いたことも大きな要因でした。もともと私自身「女性の活躍推進」に興味がありました。優秀な方が出産を機に社会から離れざるを得ない状況を見てきて、そうした女性が社会に出るためのサポートをしたいとずっと思っていました。

また、少子高齢化を迎える日本の社会において「女性の活躍推進」がカギになるとも思っています。AWSに興味があったこと、そして「女性の活躍推進」という命を受け、当時営業職で初となる女性マネジャーとして入社を決意しました。
 

新チームの立ち上げがもたらした社内外からの信頼

AWS Demand generation チームは、外勤営業がお客様へのクラウド促進活動に専念している間に、むしろ専念できるように、営業プロセスにおける初動の活動「見込客/新規案件発掘」を担っています。

「AWSへの興味喚起を促し続けること」によるお客様との良好な関係構築のもと、お客様からあらゆる情報を収集し、商機を逸することなく案件のタネを発掘し、常に新規案件のある状況を作りだす、ことがミッションです。興味喚起させるためには、お客様の心に響くメッセージをレターやメール、あるいは電話の中で届けなくてはいけません。

相手に対する「心配り」「配慮」の点で女性のアイディア、工夫が活かされていて、お客様企業の役員クラスの方とのご面会の機会は大幅に増加、これほど頻繁に役員クラスの方と面会できるなんて想像もしていなかったと驚かれますが、実現しております。結果、外勤営業からの弊部に対する信頼も厚みを増しました。

Amazonには世界共通で掲げている “Our Leadership Principles”(以下OLP)※1 という14項目の信条があります。その中のひとつ “Customer Obsession” は、「カスタマーからの信頼を獲得し、維持していくために全力を尽くす」という意味を込めています。

ここでいう “ Customer ” は、顧客のみに留まりません。社内の関連部署もお互いが“ Customer ”です。関連部署の信頼・満足度を高めることが、最終的に顧客に提供する価値の最大化に繋がります。

「Customer Obsession」の考え方によって事業成果はもちろん、社内の雰囲気がとてもよく、メンバーや関連部署がお互いに協力しあえる文化が醸成されている。その良いサイクルが回っていることがAWSの組織の強さだと思います。
 

女性だけを優遇する制度は 無い、社員全員の働きやすさの追求

AWSには女性のみを対象とした制度はありません。性別や家庭の状況を区別することなく、社員は全員平等に働きやすい環境作りができていると思います。

例えば、フレックス制度・コアタイムを導入している企業が多い中、AWSのフレックス制度にはコアタイムがありません。所定の時間を働けば、何時から働くかは本人の自由ということです。

与えられたゴールや目標数字を達成できれば、どこで仕事をしても良いとされています。なので、人によっては週の半分以上を自宅や、サテライトオフィスで過ごす社員もいます。

今年5月にオフィスを移転しました。移転後は全社でフリーアドレスを導入し、固定電話は撤廃、ソフトフォンへ移行、仕事をする場所はオフィスでなくてもよい環境が整いました。

さらに、自社が提供するサービス「Amazon Chime」を活用して、遠隔でも対面と変わらないコミュニケーションがとれるようになりました。こうした自社ツールも私たちの円滑な業務連携を支えています。

通勤時間の短縮、通勤時の混雑などストレス軽減や、様々な事情で自宅にいたほうが都合の良い場合、どこにいても会社にいるときと変わらないパフォーマンスが出せる環境は、男女問わない「働き方の多様性」を実現しています。
 

多様性を適切に束ねる “ Our Leadership Principles ” の存在

自由の中にも秩序がある状態を保てている理由、多様性を適切に束ねるものとなっているのは、やはりOLP※1に基づく社員のマインドです。

例えば “Earn Trust” (注意深く耳を傾け、率直に話し、人に対して敬意を持って接する)。社員同士が信頼しあっていることから、皆が性善説で物事を捉える傾向があると思います。

また、AWSの男性社員は「女性だから」「子どもがいるから」「在宅ワークだから」などという目線は持っていないように感じます。相手に敬意を持っているため、必要以上に気にはしない。そうした部分も、女性が肩身の狭い思いをしなくても良い環境を構成している要素です。

他にも “Ownership”(短期的な結果のために長期的な価値を犠牲にしない、「それは私の仕事ではないとは決して口にしない)。顧客視点で考えたときに、何が最善かを常に念頭に置き、自身の仕事の範囲を制限せず、他の社員の業務サポートも進んでやる協調の文化が普通に当たり前のように根付いているのがAWSです。
 

「ワークライフハーモニー」で実現したい未来

今後は女性同士のネットワークをより深めていきたいです。これだけの働きやすい環境があるからこそ、もっとより良い環境にできるし、女性だからこそチャレンジできる選択肢があって、女性だからこそ経験できることを通じての気づきや学びを、会社を通して社会へ還元する仕組みを作れたら素晴らしいと思っています。

一般的に言われている「ライフワークバランス」という言葉に対して、Amazonでは「ライフワークハーモニー」という言葉を使用しています。仕事と生活はバランスを取り合うものではなく、どちらも充実させてお互いに融合するものであるという意味です。

この言葉の体現に向け、私自身はもちろん、社内の女性たちが活躍できる環境を創るために、従来のやり方に捕らわれることなく、新しいアイデアをもって改革していきたいです。