履歴書の用紙、形式、書き方もバッチリ!
あとは写真を貼るだけ、となったときに、履歴書の写真は本当にそれで良いのか、今一度確認してみましょう。

いざ貼って提出してから、しまった!となってからでは遅いのです。
 

履歴書に貼る写真の大きさは?

たかが履歴書の写真ひとつ、ですが、選考の左右を決める重要なポイントのひとつです。
ここで基本的なことをおさらいしておきましょう。

基本的なサイズは4cm×3cm
履歴書写真の基本サイズは、縦4cm×横3cmです。

きっちりそのサイズであれば尚のこと良いですが、縦36mm~40mm、横24mm~30mm以内であれば問題ありません。

履歴書にもサイズは書いてあるので、何度も確認しておきましょう。

サイズを間違えてしまったときは?
履歴書の写真は、基本的には枠通りにカットすれば4cm×3cmのサイズになるようになっています。

ですが、ものによっては枠に目盛りが縁取られているものもあり、目盛りを数えまちがえてカットしてしまった、というミスも発生します。

2〜3mmの誤差であれば問題ないですが、大幅にサイズを間違えたときは撮り直しが基本。履歴書に指定されている枠に合わないときは、ごまかそうとせずに潔く撮り直しましょう。

どうしても間に合わないときは「間に合いませんでした」と正直に採用担当者に伝えるのも礼儀です。

写真うつりより「形式どおり」であるかどうか
後述しますが、履歴書の写真にも規定の撮り方があります。

写真は人の印象を左右するものですから、その写りを気にかけるのはとても大切なこと。

とはいえ選考に影響するのは、写真うつりよりも正しい形式で提出されているかどうか、であったりします。

多くの採用担当者は、規定どおりの身だしなみ、写り方、サイズであるかどうかで、信頼できる人物かどうかの判断材料のひとつにしているようです。

言われたことをきちんと守れる人であるということは、社会人として大切なことですよね。
 

証明写真で気をつけるべきことは?

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パッと証明写真を見たときに、まず目に入るのはそのサイズ感がしっかり合っているかどうか。そして、規定どおりに撮っているかどうかです。

履歴書写真の撮り方の、基本事項をまとめてみました。

女性編
まず、髪の色は黒、髪が顔にかからないようにするのが基本です。前髪が長い場合は分け目を入れ、両脇に流すようにすること。

後ろの髪はひとつに束ねるか、ハーフアップにするのがおすすめです。おろしただけだと暗い印象に。特に耳はきちんと出すのがベストです。

メイクはナチュラルに。厚くしすぎないようにしましょう。もちろん、だからといってノーメイクはNGです。

服装は、胸の大きく開いたシャツは着ないようにしましょう。アクセサリーの類もここでは外しておくこと。

男性編
女性にも共通ですが、とにかく大切なのは「清潔感」。

髪の毛がボサボサなのも良くないですが、却ってワックスをガチガチにつけすぎてしまうのもアウト。おでこは出したほうが爽やかさが出て良いですね。

服装はスーツであることが大前提ですが、シワがついたり型崩れしたりしないようにしましょう。

より好印象を与えるために
男女ともに共通する事項をまとめました。履歴書写真撮影の際には注意しましょう。

・「清潔感」のあるビジネススーツ
・口角を上げる
・表情は明るく
・前髪は目や眉にかからない程度に
・顔は真正面に。ななめのアングルなどはNG
・あごは上げない
・上目遣いにならない
・左右の肩の高さを揃える
・ネクタイや襟が乱れていない
・背筋はまっすぐに
 

スピード写真でもOK?

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よく街中で見かける証明写真の機械、スピード写真。

履歴書の写真は、スピード写真で撮っても良いです。スピード写真を使うときの注意点を知っておきましょう。

スピード写真のメリット
一番は写真館で撮ってもらうこと。プロの手で美しく仕上がりますし、場所によっては気に入るまで撮り直しもしてくれます。

ただ、デメリットはコストと時間がかかること。

ではコストと時間の削減を優先すると、今は自撮りも簡単にプリントアウトできるようになったので推奨されています。

ただし、いくら今のスマートフォンや携帯電話のカメラの画質が良くとも、自分で撮る以上はどうしても質は落ちます。

写真館には劣るけれども、自撮りよりは質が良く、コストもかける時間もほどほど。特に直前になって履歴書写真が必要になったとき、街中でさっと撮影できるのがスピード写真です。

撮り直しに限度があることや、指摘を受けられないというデメリットもありますが、補正もかけられて年々きれいに撮れるようになってきてもいますし、一人で気兼ねなくできるというのもメリットのひとつ。

「履歴書サイズ」がおすすめ
問題のサイズについても、スピード写真ならクリアしてくれます。

スピード写真の多くはサイズ設定ができるようになっていますが、「履歴書サイズ」「パスポートサイズ」など用途別にサイズが選べるのです。

履歴書写真のサイズ、何cmだったっけ…?とど忘れしてしまっても大丈夫。

正しい履歴書写真3ポイント
①撮影3ヶ月以内であること
就職・転職活動を繰り返していると、履歴書を提出する回数も増えますから、必然的にたくさんの履歴書写真が必要になってきますよね。

その都度写真を撮りにいくわけにもいきませんから、一度に多めに用意しておきたいもの。

とはいえ、実際に貼る写真は撮影3ヶ月以内のものにしましょう。3ヶ月も経てば髪が伸びたりとそれなりの変化があるので、あまり写真と現実が違っていると採用側も戸惑ってしまいます。

②規定のとおりに撮れていること
履歴書写真は、写真の中央に顔がくることが規定のひとつ。

履歴書写真を新しく撮るのが面倒で、パスポートや運転免許証でつかう写真を使いまわそうと考える人もいます。

ですが、パスポート写真は大きすぎ、運転免許証用の写真は小さすぎます。

大きい写真を履歴書写真に合わせてカットすると、顔が大きくなりすぎることが大半。ですので、やはり撮り直すのがおすすめです。

スピード写真の便利なところは、大抵のものは撮影画面に顔を合わせるガイドラインがついているところ。そこに合わせて撮影すれば、規定どおり写真の中央に顔がくる写真を撮れますよ。

③写真の裏に名前を書いておく
履歴書写真は、プリクラのようにシールタイプになっていることはありません。

最近は履歴書に写真貼り付け用の両面テープをつけているものも多いですが、何かの拍子に写真がとれてしまうこともあるでしょう。

そんなときのために、写真の裏に自分の名前を書いておくことは、履歴書写真の基本ルールのひとつ。

郵送中に封筒の中で落ちてしまったり、採用担当者が複数の履歴書を見ているときに室内に落ちてしまったりしても、裏に名前が書いてあれば誰のものかわかりますし、ここまできちんとしている人なんだ、という印象を与えることもできます。
 

まとめ

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履歴書写真のルールは、大まかにわけると2つです。
規定どおりであること
清潔感があること

細かいな、と感じることもあるかもしれませんが、大前提は人事の人に「会いたい」と思わせる写真を用意すること。

撮り方はもちろん、サイズ、貼り方に至るまで細かく配慮することが、そのまま人柄となって企業に伝わります。是非意識してみましょう。