面接で好印象になる髪型はこれ!長さ別オススメ髪型と注意ポイント

面接の時のオススメの髪型は?

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)心理学名誉教授のアルバート・メラビアンが、1971年に「Silent messages」という論文で発表したメラビアンの法則では、第一印象が決まる時間は3~5秒とされています。

また、第一印象を決めるには「言語情報、聴覚情報、視覚情報」と3つの要素が大きく関わり、言語情報7%、聴覚情報38%、視覚情報55%の割合で第一印象を判断する基準になると発表されました。

視覚情報は第一印象を決める大きなポイントになり、身だしなみを整えることは面接の中で好印象を与える大きなポイントにもなります。
 

髪色は「黒髪」が基本

面接時、基本の髪色は「黒髪」です。
黒髪に近いナチュラルな茶色はOKという企業もありますが、黒髪にしておくのが第一印象を良くするポイントです。

明るめの髪色やツートンカラー、毛先だけ色を変えている、などアパレル業界やヘア業界への面接時はOKになる場合もありますが、一般企業での面接時ではやめましょう。

染めてしばらく経ってしまうと、プリン状態になっている場合があります。きちんと染め直しをして面接に臨みましょう。
 

傷んだ髪は「ヘアケア」してツヤツヤに

傷んでバサバサになっていたり、髪ダメージで結んだところから傷んだ髪が飛び出ていたり、では、黒髪にして好感度の高い良髪型にしても印象はあまり良くありません。

傷んだところはカットし、トリートメントやヘアエステで傷んだ部分をケアしておきましょう。
 

前髪は「おでこ出し」が基本

前髪で目が隠れていると暗い印象を与えたり、前髪がとても短かったりストレートにカットされていると幼い印象を与えてしまう場合があります。

前髪は髪型のポイントにもなり、前髪次第で印象が変わります。

  • 前髪オールバック
    キリッとした賢い印象を与える「前髪オールバック」
    しっかりとした印象や年齢以上に見られたいときなどオススメです。

  • 前髪センター分け
    真面目で聡明な印象を与える「前髪センター分け」
    初々しいく真面目で元気な印象を与えたいときにオススメです。

  • 前髪サイド分け
    清潔感ありかわいい印象を与える「前髪サイド分け」
    面接の髪型で1番多く作られている前髪が「前髪サイド分け」です。

真面目でかわいい印象を与えたいときにオススメです。しかし、前髪サイド分けはお辞儀をしたり下を向いたときに前髪が乱れることが多いので、隠しピンで留めたりスプレーやワックスで乱れないようにしましょう。
 

サイドは「耳出し」で清潔感をアップ

耳に髪の毛がかかっていると、相手に暗い印象を与えてしまう場合があります。面接時はしっかりと耳を出し、相手に清潔感を与えることが大切です。

ロングヘアの場合、髪を結んでしっかりと耳を出していれば問題ないのですが、ショートヘアやミディアムヘアの場合、お辞儀をしたり下を向いたときに耳から髪の毛が出てしまうことがあります。

面接中に手で髪の毛を直すことはNG行動です。ショートヘアやミディアムヘアは髪型が崩れないように隠しピンやスプレーやワックスで固定しておきましょう。

・ショートヘア
ショートヘアは清潔な印象を与えやすいのですが、寝癖や髪のクセが目立ちやすい髪型でもあります。

寝癖はしっかりと直し、髪のクセが目立ちやすい場合は隠しピンやスプレーやワックスで乱れを整えておきましょう。

・ボブヘア
女性らしく可愛い印象をあたえてくれるボブヘアですが、髪が乱れやすくボサボサな印象を与えやすい髪型でもあります。

サイドはしっかり耳にかけ、お辞儀や下を向いても髪がおりてこないよう隠しピンやスプレーやワックスで固定しておきましょう。

ストレートボブは寝癖やはね、乱れが目立ちやすいのでゆるめにパーマをかけるのもオススメです。

・ロングヘア
ロングヘアは必ず結んでいきましょう。結ぶ際、結ぶ高さで印象は変わります。

目より高い位置でのポニーテールはカジュアルスタイルなので面接時には不向きです。また、下すぎる位置で結ぶと暗い印象を与えてしまうので不向きです。

ロングヘアは、耳の高さの位置でポニーテールするのがオススメです。

ポニーテールが苦手な方は、ハーフアップスタイルやシニョンがオススメです。シニョンはキリッとしたしっかりした女性の印象を与えるので、ホテル業界や航空業界、銀行系などの面接にオススメです。
 

おでこを出すので「眉のお手入れ」も忘れずに

おでこを出すということは、必然的に眉毛も出すことになります。しっかりと髪型を整えても眉毛のお手入れに手抜きがあると印象が悪くなる場合もあります。

眉毛がボサボサな人はハサミや毛抜きを使って形を整えましょう。その際、細くなりすぎたり短くなりすぎないように注意しましょう。

眉毛を描く際は、明るめのカラーでアイブロウしたり眉を太く書きすぎるのもNGです。ナチュラルな印象を与えられるよう、自然な描き方にしましょう。
 

髪色のマナーは?

髪色は「黒髪」が基本
面接時、基本の髪色は「黒髪」ですが、どうしても黒髪にするのが難しい場合は、髪色のトーンを「7〜8レベル」にしておきましょう。
 

髪色レベルとは

日本のヘアカラーの色レベルは、美容院によって導入しているヘアカラーが違うため異なる場合もありますが、基本「1〜20レベル」で表すことができます。数字が小さいと「暗く」大きいと「明るく」なります。

・1レベル〜3レベル:黒色
黒色ですが、黒が強いので「黒染めしました」とはっきり分かる色目です。真っ黒なので重たい印象になります。

・4レベル〜6レベル:黒に近い茶色
一般に日本人の地毛の明るさは4〜5レベルと言われています。6レベルはほんのり茶色ですが、暗いところに行くと黒く見える程度の茶色です。

・7レベル〜9レベル:標準的な茶色
面接時、OKになるのが7〜8レベルです。この以上のレベルにしてしまうとかなり明るめな髪色になってしまうので注意しましょう。

面接時のレベルが「7〜8レベル」ですが、就職後も「7〜8レベル」の色が規定の企業も多くあります。

9レベルになると明るい茶色ではないですが、黄色味が強くなってくるので日に当たったり明るい場所では明るめな茶色に見える場合があります。

・10レベル〜12レベル:明るめな茶色
明るめな茶色なので髪色が明るくなり、軽やかな印象を与える色レベルですが、面接には不向きな色目です。

・13レベル〜15レベル:金髪に近い茶色
・16レベル〜20レベル:金髪
13〜のレベルは、ブリーチをしてから色を入れるようになり、かなり明るめな髪色です。アパレル業界やヘア業界ではOKになる場合もありますが、一般的にはNGなカラーレベルです。
 

まとめ

2017年卒の就職活動より、経済団体連合会加盟企業の選考開始時期が6月スタートに変更となりました。今までよりも就職活動の期間が短いので、企業へのアピールはもちろん、面接になった際の印象を良くし、就職内定を確実に取る方法を考えなければいけません。

また、面接官も少ない時間の中で面接に来た人を見て判断しないといけません。

面接時、大切なのは第一印象です。どれだけの成績や資格を持っていても、第一印象が悪ければ、その後の面接の受け答えでどれだけアピールしても面接官への印象は悪くなってしまいます。

第一印象で重要なのは視覚情報です。服装はもちろん髪型をしっかり整え、どのような髪型が面接で良い印象を与えるのかポイントをしっかり掴んで第一印象でNGになることがないようにしましょう。