育休復帰におけるママたちの悩みってなに?解消法と復帰の現状
育児休業期間中は育児の大変さでママたちは右往左往しながら手探りで育児をしていきます。その時間は大変ながらも子供と多く過ごせる時間です。しかし、そんな育児休業も無限にできるものではありません。働くママたちは育休明けで職場復帰した時の不安を抱えながら育児休業期間を過ごしている方も多いのではないでしょうか。
育児に専念できる時間から一変、職場復帰をした途端に付きまとうのは「育児と仕事の両立」です。近年では共働きでの家庭が増えており、育児休業制度を利用して職場復帰する人は少しずつ増加している傾向にあります。しかし、それでも現場でのワーママへの理解はまだまだ浸透していません。
そんな中で、育児と両立しながら少しでも快適に仕事をしていくために、ワーママがぶつかる壁とその不安解消法を今回の記事でご紹介します。この記事で、ワーママだけでなく様々な人に育児をしながら仕事をしていくことの壁について少しでも知っていただければ幸いです。
育休復帰ママの悩みは?
出産から育休期間中まで育児に専念できたのも、育休明けからはそうはいかなくなってきて大変なんてことはありませんか。育児をしていくのも初めてなのに、突然仕事をしながらだとその分不安もプレッシャーも大きいです。特に子育てや家事に関する悩みと仕事でのブランクや理解は大きな悩みです。
それに加え、日本では核家族化と共働きの家庭が増えており、長時間労働と家事育児など、ママへと負担が大きく、厳しい環境におかれているのも事実です。
(1)子供と離れること
子供がまだ小さいのに一緒に過ごせる時間が少ないことが子育てなどに支障が出ないか悩まれる方は多いです。保育園に預けるとしても、「寂しい思いをさせているのではないか」と不安になるママも多いのではないでしょうか。子供と親との距離感や、一番必要としている時期に時間を過ごせないことへの不安などは大きい悩みです。
ですが、子育てはママだけが負担しなければならないものではありません。保育園に預ける場合は、保育士さんが預かっている間子育てをしてくれていますし、過ごす時間が短いことよりも、一緒に過ごせる時間の質を上げることの方が子育てにおいては重要です。保育士さんと、毎日子供がどんな様子かコミュニケーションをとっていくことで、お子さんへの理解や把握もできます。施設や周りの協力など、使えるものを最大限につかいながら育児と仕事の負担を減らしながら両立することが大切と言えます。
(2)子供の体調不良
慣らしで保育園に預けるとはいえ、環境の変化についていけずに子供が体調を崩すことは多いです。予想しないタイミングでということも少なくありません。復帰してすぐに感染症にかかって休まなければならないことなど多いです。
体調不良は、育児をしていく中でどうしても起こってしまう仕方のないこととはいえ、職場に迷惑をかけてしまうことや、ちゃんと子供と寄り添う時間が少ないことへのジレンマなど大変です。感染症の場合は、何日も仕事を休まなければならなくなることもありますし、仕事面での心配事と子供への心配事でとても負担がかかる為、育児と仕事の両立の中でも特に悩みになるものです。
(3)家事と子育てについて
家事と子育ての両立をしながら仕事をするのは難しいです。ですが、女性の家事負担率は未だ大半を占めており、家事と子育ての負担が降りかかってくるママたちは多いです。
子供の支度、食事の支度、掃除洗濯、出勤とやることが次から次へとわいてくる為どのように時間を回していくか悩ましい所です。
(4)職場での理解を得られるのか
子育て以外で特に悩みが尽きないのが職場での立ち回り方や理解を得ることではないでしょうか。ワーママは子育てをしながらなので、フルタイムで働くことが難しく、子育てにおける突然のアクシデントも多い為、職場での立ち位置や肩身の狭さに悩んでいるワーママはとても多いです。
また、出産前は仕事をすることにやりがいを感じていたママさんには、職場復帰後に任される仕事が変わってしまったことや、ブランク、人間関係や環境の変化で悩まれることも多く聞く悩みです。
育休復帰後、仕事ができなくなっている人も?
(1)職場復帰後のブランク
育児休業中の期間中、職場もその時間分動き続けています。その為、ブランクを埋めるのは大変です。仕事内容が変化しているだけでなく、職場の人間も入れ替わっていたり、人間関係が少し違っていたりと環境の変化に適応するのも一苦労です。
また、勤務時間も依然と違い時短勤務になる場合が多い為、そういった中で仕事でのブランクを取り戻していくのは至難であります。勤務時間が短ければ、時短でのパフォーマンスを求められますし、ワーママとして職場でどのような働きぶりをするのか考えて立ち回っていかなければならなくなります。
(2)子育てとの両立の難しさ
また、子育てをしていく中での時間間隔は子供中心の時間ですが、ビジネスではハイペースで仕事をさばいていかなければならないため、復帰後のギャップや時間間隔の違いについていけなくて苦労するママも多いそうです。
そういったギャップによって仕事ができなくなっている人や、職場でのペースについていけずに苦しんでいる人は多いと言えます。
復帰後の不安の解消の仕方
(1)身内に手伝ってもらう
復帰後の不安は様々でありますが、共働き世帯が増えている現状で、家事から子育て、仕事まで一人で担うのは難しいです。家事や育児を身内で分担して協力してもらうことが何より大事です。育児は母親が中心であることは未だに日本では定着していますが、協力体制を家族内でとることは負担軽減に一番効きます。特に家事に関しては頼みやすい為、頼れる身内に率先して頼っていきましょう。
また、上述したように、子育ては保育園でも保育士さんがしてくれている為、そういった施設や利用できるものは最大限に使いながら負担を減らしていきましょう。
(2)仕事での労働環境を見直す
子育てとの両立の中でどうしても両立が難しくなった場合は、雇用形態や勤務時間の見直しや、上司との相談等も一つの手です。現在は、マザーズハローワークなど、働くママ向けの求人紹介もあるため、働いていく中で行き詰ってしまったときの一つの視野に入れてみるのも良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。育休復帰では、始めてやることだらけで不安に思うことも多いですが、例えば子供が体調を崩すことがあるのは当たり前ですし、仕事の勘を取り戻すのが遅れてしまうのも当たり前のことです。思うようにいかずに落ち込んでしまうこともあるかもしれませんが、すべて初めて挑戦することばかりです。それに関して自分を責めることはありません。肩の力を抜いて、少しずつ仕事と育児の両立が慣れるといいですね。