面接の時の反応で合否はわかる?

面接は一発勝負。自分ではうまく面接が乗り切れたと思っていても、合格の結果が出るまで合否の結果は気になります。でも、面接官の態度や質問内容で、面接での合否が分かる場合があります。

 

ハローワーク調べによる「会社がなぜ不採用を出したのか理由ランキング」

1位「経験が少ない」

「経験が少ない」は、やる気や意欲はあるもののスキルや経験が少ない、など即戦力として採用判断が難しいという理由でした。

2位「適性が合わない」

「適性が合わない」は、即戦力になりそうな経験やスキルはあるものの、採用側が「別の職の方が向いていそう」「弊社の業務内容には勿体ない」など、採用側としても採用したい気持ちはあるけれど、経験やスキルがあるからこそいつか別の職へ転職してしまうのではないか不安があるという理由でした。

3位「他者を採用した」

「他者を採用した」は、1名募集のところに複数名の募集があり「資格を持っている方を優先した」「通勤が近い方を採用した」など、採用したい気持ちはあるけれど、定員の関係でより適性がある方を優先したという理由でした。

4位「能力不足(免許・資格がない)」

「能力不足(免許・資格がない)」は、「筆記試験で合格点に達しなかったため」「体力的に不安があったため」など、採用側が求める能力を満たしていなかったという理由でした。

5位「態度が悪い」

「態度が悪い」は、「面接時の営業意欲が全く伝わらなかった」「入社後の具体的な貢献理由が見えず、自己PRが弱かった」など、面接時の態度が良くなかったという理由でした。

1〜4位に関しては、知識やスキル、経験が重視される内容なので、書類選考段階で面接側が確認できる事です。確認後の面接なので、面接に進めた段階で知識やスキル、経験がなくても面接での対応次第で合格へ進める事ができます。
また、5位の「態度が悪い」も面接時での対応が良ければ合格できた場合もあるので、面接での対応は、合格するために重要なポイントです。
「態度が悪い」で挙げられた内容を理解して、面接時同じような態度や受け答えはしないようにしましょう。

  • 面接時に志望動機や自己アピールをしてくださいと聞いたところ「特にありません」と返答した
  • 入社後の具体的な貢献理由が見えず、自己PRが弱かった
  • 働きたいという熱意が感じられなかった。
  • 前職についてたずねても、他人事のように話していた
  • 前社の解雇理由を言わなかった
  • 面接する服装で来なかった(流行服、化粧、つけ爪など)
  • 面接に遅刻してきたのに謝罪の言葉がなかった
  • 業務に対しての意欲が乏しく、人の話を聞かない
  • 会話中に敬語を使わず、友達的な話し方だった
  • 以前在職していた会社の悪口ばかりを話していた
  • 前職経験を前面に出しすぎていた

 

採用された時の面接官の反応は?

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就職活動や転職活動で「合格フラグ」という言葉をよく耳にします。「合格フラグ」とは面接の雰囲気や面接官との話の内容などから「合格できたかな?」と感じて「合格フラグ=合格旗が立つ、立てられる」という意味で使われています。
「合格フラグ」は面接者が主観的に感じる面接官の態度や対応なので確実なものではありませんが、実際に面接に合格した人の中で、「合格フラグを感じて合否の結果を待っていて、その後合格した人」は7割でした。「面接官の反応で合否の結果がある程度わかる」という場合が多いようです。

 

採用された時の面接官の対応

  • 面接時間が長い
  • 最短でいつ入社可能かを聞かれる
  • 入社するメリットや自社の魅力をたくさん話してくれる
  • 社風に合っている、など企業と合うというようなことを言われる
  • 面接官がメモをたくさん取っている
  • 職務内容や実際の勤務内容に対しての説明がある
  • 配属予定先の上司などが呼ばれ挨拶をした
  • 答えた内容に対して質問が多い
  • 通勤時間を聞かれた

 
上司の紹介や、実際の業務についての話があった場合は「合格フラグ」度が高い場合があります。不採用の気持ちがあれば、上司の紹介や実際の業務の話は無駄なことになるのでめったにありません。また、入社日や業務規定の話など、合格後に進めなければいけない話を面接でされた場合も「合格フラグ」度が高い場合があります。

 
「面接の雰囲気が良かった」も合格フラグを感じてしまいますが、面接官と話が弾んだ=合格ではありません。面接官も、不採用と思う結果を決めていてもわざわざ面接に来てもらって申し訳ないと感じて、話を盛り上げいろいろな話題を出す面接官もいます。話が盛り上がると「面接の雰囲気が良かった」と思いがちですが、これは「合格フラグ」は高くありません。

 

不採用時の面接官の反応は?

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「合格フラグ」と同じように「不合格フラグ」という言葉があります。合格フラグとは逆で、面接の雰囲気や面接官との話の内容などから「不合格だったかも」と不安感じて「不合格フラグ=不合格旗が立つ、立てられる」という意味で使われています。
「不合格フラグ」も面接者が主観的に感じる面接官の態度や対応なので確実なものではありません。しかし、「合格フラグ」以上に「不合格フラグ」は面接官の態度がわかりやすく「不合格フラグ」を感じてしまう場合も多いようです。

 

不採用された時の面接官の対応

  • 面接時間が短い
  • 面接官が興味なさそうな対応をする
  • 業務と関係ない話をしてくる
  • 社風に合わないと言われる
  • 面接官がメモをたくさん取っていない
  • アピールした内容を否定される
  • 質問しても回答が曖昧
  • 大げさに褒められる
  • 「最後に言いたいことはありますか?」と聞かれる

 
面接官の言葉がきつい、丁寧な対応をしてくれない、などは「不合格フラグ」度が高い場合があります。面接者に興味や採用したいと思う気持ちがあれば、自然と言葉使いも丁寧になり話しやすい雰囲気を作ってくれます。また、アピールした内容の否定や最後に何か言いたいことを聞かれる、などは面接官側の期待値と面接者の知識やスキル、経験の差がある場合があります。面接時間が短い場合も「不合格フラグ」度が高い場合があります。他に面接者がいる場合は特に、不採用を決めた面接者に対しては早めに面接を切り上げて次の面接者に向かいたいという場合があります。

 
「面接官の態度が冷たい」も不合格フラグを感じてしまいますが、面接官の態度が冷たい=不合格ではありません。面接の中にはわざとストレスを与えて、それに対してどう対応してくるか、を見る面接もあります。ストレスに対してどううまく処理するかを見られているので面接官の態度が冷たくても、堂々と自分の意思を伝えましょう

 

まとめ

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面接は、初めて会う人に自分の経歴やスキル、やりたいことや思いを伝える場所です。「面接官はどんな人かな?」「何を聞かれるのかな?」とドキドキしながら面接に向かい、一発勝負の面接を受けます。面接後、面接先からなかなか結果が来ない場合、毎日電話やメールを不安な気持ちで待ちます。そんな時、「採用された時の反応」「不採用時の反応」の内容を参考に「合格フラグ」「不合格フラグ」を立てることができます。また、面接を受ける前に「採用された時の反応」「不採用時の反応」を理解していれば、「不採用時の反応」をされないような対策を練ることもできます。面接でいい結果が出るよう、「反応」を理解していい面接ができるようにしましょう。

 

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