未経験職種に転職したい!未経験でも活躍できる職種と、志望動機のコツ
未経験でも転職できる?
転職を考えた時、それまで働いていた業界で自分の経験やスキルを活かすことを、まずは考えるかと思います。でも、せっかくの人生のターニングポイントなので、「新しい環境で働いてみたい!」「今まで興味があった業界で働きたい!」ということも考えますよね。
しかし、その業界や職種の経験がないと、「そもそも採用してもらえるのだろうか?「入社してもうまくいかないかも…」という不安な気持ちも芽生えます。ある程度の年齢を重ねていると、未経験の職種にチャレンジするのは不安になりますよね。
しかし、求人情報で『未経験OK』と謳っている企業にはきちんと未経験者でもOKな理由があるんです。だから、安心して応募して大丈夫!
【未経験OKの理由1】研修や教育制度が整っている
『未経験OK』の会社のほとんどは、研修体制やスタッフの教育制度が整っており、独り立ちしやすい環境が整備されています。入社後に資格取得をサポートしてくれる会社も。もちろん自分から積極的に仕事を覚えることが一番大事ですが、会社としてもそれを応援してくれる体制が整っていると、入社後の不安も減りますね。
【未経験OKの理由2】人材不足
“労働力の売り手市場”と言われているほど、現在どこの企業でも人材が不足しています。店舗数を増やす予定の企業や、業績がよく増員したいという企業は、未経験者でも採用して社員をどんどん増やしたいと思っているようです。
【未経験OKの理由3】人物重視
特にお客様と対面で話す必要がある仕事では、未経験者でもコミュニケーション能力などのヒューマンスキルを重視して採用されることが少なくありません。「社風に合う人材であれば未経験でも問題ない」という意見が多いのだとか。
【未経験OKの理由4】異業種の経験を活かしてほしい
他の業種や職種を経験してきた人が入社することで、新しい視点で今まで気づかなかった改善点やアイデアが生まれることがあります。前職での経験を活かして、社内を活性化させたいという狙いから、未経験者でも採用したいという企業も多いようです。
【未経験OKの理由5】専門性の低い業種・職種
高度な専門性が必要な専門職(医師、弁護士、会計士など)と違い、知識や経験が浅くても活躍できる職種は多くあります。ルーチンワーク化(型どおりの決まった作業)している仕事は、未経験者でも入社後すぐに活躍できることは少なくありません。
女性が活躍できる未経験でも転職しやすい職種は?
前項の内容から、未経験でも転職しやすい職種をいくつかピックアップしてみました。
事務職
基本的なパソコン操作ができていれば、事務職の経験がなくても採用につながるケースが多いです。また、事務職と一言でいっても、経理事務、営業事務、総務事務などがあるため、前職で経営企画や営業などをしていた人は、その経験もアピールすることができるでしょう。
販売職
まさに人物重視で採用されることが多い職種であると言えます。常に対面でお客様と接するため、コミュニケーション能力や「人の役に立ちたい」という姿勢が評価されれば、未経験者でも問題なく採用されるでしょう。
営業職
販売職同様に、営業職もヒューマンスキルが重視されます。営業職は、コミュニケーション能力だけでなくセンスも問われるので、未経験者でも活躍できる可能性は非常に高い職種です。また、ルート営業や代理店営業の場合は、ルーチンワーク化されている場合は多く、未経験者でもすぐにでも活躍することができます。
扱っている商材によっては専門知識が必要な場合もありますが、そのようなケースでは入社後の研修制度がしっかりしていることが多いです。
コールセンター、カスタマーサポート
電話やメールのみでお客様と関わるコールセンターやカスタマーサポート。ほとんどの業務がマニュアル化されており、話す内容もきちんとトークスクリプトが用意されています。クレーム対応などが必要になる場面もありますが、気持ちの切り替えができる人であれば、未経験でも問題ありません。話し方や商材についての研修体制が整っていることも多いです。
製造、仕分け
製造業や仕分けなどの体力勝負の仕事も、未経験者がチャレンジしやすい職種です。ルーチンワーク化されているので知識が浅くても働くことができますし、一人でコツコツと仕事をしたいという人であれば未経験者でも向いています。
介護職
よく「介護士不足」と耳にすることが多いですが、高齢化に伴って介護業界は人材不足となってきています。体力が必要ですが、「誰かのためになりたい」というマインドが重視されます。
介護士の資格がないと採用されないと思われがちですが、実は資格がなくても転職することができるんです。入社後に資格を取得できる環境も整っているので、「現場で働きながら手に職を付けたい」と思っている人には向いていますね。
志望動機の書き方は?
応募する業種や職種の経験があれば志望動機も書きやすいですが、未経験となるとなかなか考えるのが難しい…と悩むかもしれません。しかし、企業側は実務経験や実績のみを見ているわけではありません。志望動機を考えるうえで重要なのはこの3点!
- なぜその企業に興味を持ったのか
- 職種や社風について理解しているか
- 前職で培った経験やスキルをどう活かしたいのか
以上を踏まえて、具体的な志望動機の例をご紹介します。
【営業職→介護職への転職】
「前職では50代以上の顧客に向けた保険営業をしており、その顧客やご家庭に合わせた保険をご提案していました。一人ひとりの顧客に寄り添う仕事をしているうち、もっと深く関わって人生をサポートできるような仕事をしたいと思うようになりました。介護職自体は未経験ですが、“利用者様だけでなくそのご家族もサポートする”という御社のビジョンに共感し、前職での経験や仕事に対する姿勢を活かすことができると思いました。また、顧客の大半は年配の方だったので、高齢者とお話することもとても好きです。営業職出身だからこそ、“どうすれば更に質の高い介護を提供できるか”という意識のもと、さまざまな施策も考えていきたいと思っています。」
【事務職→営業職への転職】
「前職では営業事務をしており、営業部署のサポートをしていました。見積書や請求書の作成だけでなく、提案書を作成したり、納品時にお客様と関わったりさせていただきました。そんな日々の中で、“自分も営業職で売上を作りたい”という想いが生まれたことは自然なことだったと思います。営業職として何を売りたいかと考えた時、“自分の好きなものを売る仕事をしたい”と考えました。もともと御社の化粧品のヘビーユーザーであり、他の商材も日常的に使わせていただいているので、エンドユーザーがどんなニーズを持っていて、どんな使い方をしているのかを理解しているため、ユーザー目線での営業ができると思い応募いたしました。前職の営業事務の経験を活かして、きめ細かい視点でのサポートもできる営業ができるかと思っています。」
【販売職→システムエンジニアへの転職】
前職では、アパレルの販売員だったのですが、入社3年で店長を任されました。店舗の売上や在庫の管理、スタッフの勤怠管理などをしているうちに、システムを使うことで仕事が円滑に回っていることを肌で感じました。システムの大事さに気付いたことで、新しく顧客管理システムも導入し、それによって業務効率が改善されました。“私も誰かのためになるものを開発したい”と思うようになり、システムエンジニアとしての技術を身に付けるためセミナーに参加するようになりました。そんななかで御社のセミナーにも参加させていただき、会社全体で一丸となって○○というシステムを開発した実績に感銘を受け、販売員として店舗が一丸となって取り組んでいた経験も活かせるのではないかと感じ、応募させていただきました。」
まとめ
未経験者でも活躍できる職種はたくさんあります。せっかくの人生の岐路なので、新しいフィールドにチャレンジし、自分のスキルやキャリアを磨くという選択も良いですね。それまで培ってきた経験やスキルに自信を持ってアピールしてみてくださいね!
もっとあなたらしく働ける会社があるかも?
Clarity(クラリティ)は、結婚、出産、育児と、変化するライフスタイルを通じてキャリアを続けたい女性のために、「働き方」で企業が探せる総合データベースです。
「育児時短勤務」や「リモートワーク」ができるかなど、約6,500社のデータを無料公開中。今すぐ気になる企業をチェックしよう!