子育て中の再就職!ワーキングママとして活躍するチャンスをつかめ!

出産・子育ては女性の一大イベントですが、キャリアアップを目指す女性にとっては産休・育休は大きなブランクになりますよね。
この機にゆっくり休む女性も多い一方で、一刻も早く復帰したい!とやきもきしている方もいらっしゃるでしょう。

子育てしながらでも就職はできるのです。
子育てと仕事を両立させる女性、いわゆるワーキングマザーになるためのポイントをまとめました。

 

■子育てしながら働くには

子育てしながら働くためには、職場の理解が大切です。
いつなんどきイレギュラーが起こるのかわからないのが子育て。あってほしいことではありませんが、急に子どもの具合が悪くなったとき、何かトラブルになったとき、仕事中とはいえ臨機応変に対応できるような環境が整っていることが肝心です。
育児環境が整っている会社の特徴をまとめてみました。


育児休業制度がある

いわゆる「育休」の正式名称を「育児休業制度」といいます。「育児休業」は法によって定められており、原則として「1歳に満たない子を養育する労働者」が対象。一定の条件を満たせば、育児休業給付金をもらうことができます。
「育児休暇」となると厳密には法で定められておらず、企業で決めているものになります。「育児休業制度」の利用条件を満たしていない労働者のために設けられていることが多いようです。


看護休暇がある

看護休暇は労働者が、小学校就学前の子どものけがや病気のときにとることのできる休暇です。
2005年に改正された「育児介護休業法」によって定められ、年次有給休暇とは別に、子どもの数に関係なく、年に5日とることができます。


女性管理職を積極的に採用

女性の社会進出を支援している会社は、必然的に女性管理職を積極的に採用する傾向にあり、子育て中の女性も働きやすい環境にあるといえます。


職場に女性が多い

管理職だけでなく、全体的に女性が多い職場は当然のことながらワーキングママへの理解が深いです。
子どもに何かあったときはお互い様。時短勤務で働く時間を選べるよう工夫していたり、育児ルームを設けて子どもをみんなで世話できるような会社もあります。

 

■履歴書の書き方とポイント

行きたい会社が見つかったら、最も重要な履歴書の準備をしましょう。
長い社会人生活の間に、はたまた産休・育休の間に、感覚を忘れてしまった方も多いのではないでしょうか。

まずは履歴書の基礎基本をしっかり復習すること。ここではワーキングママの就職にプラスになるワンポイントをご紹介します。


手書きの履歴書は丁寧に

今ではパソコンで履歴書を提出することも増えてきています。
パソコンで入力した方が文字も統一されて見やすく、履歴を残しておくこともでき、使いまわしも簡単、という利点がある一方で、企業によってはパソコン入力の機械的な履歴書を好まないということもあります。
温かみのある手書き履歴書で企業の心に訴えたい!と思うのであれば、手書きの履歴書こそ丁寧につくりましょう。
読みやすい字で書く、字を間違えても修正液は使わない、は基本ルール。
紙の端にうっかりインクがついてしまったり、用紙に折目がついたりしたりしないように気をつけましょう。


できる仕事を箇条書きではなくフレーズで

再就職する際に大切なのは、自分にどんな仕事ができるのかをきちんとアピールすることです。
より具体的に書けば採用される確率が上がるのはもちろんのこと、ドライな印象の箇条書きではなくフレーズで書くように意識してみてはいかがでしょうか。
手書きの履歴書と同様、企業の心に訴えかけるようなアプローチをしてみましょう。


子どもがいることはオープンに

ワーキングママの就活でもっとも重要なポイントです。
子どもがいることがわかると不利になるのでは…と思うかもしれませんが、隠して就職したとしても迷惑をかけることはわかりきっています。
ここはオープンに子どもの世話で時短勤務をお願いしたい、急に休むこともあるかもしれない、ということを話しておきましょう。

下手に隠すよりは好印象ですし、そこで採用してもらえないようなところなら就職したとしても子育てとの両立は厳しくなることが予想されます。
子どもがいることをオープンにすれば、仕事と両立する方法を一緒に考えてくれる企業もあるかもしれません。

 

■正社員募集のおすすめ会社5選

就職するなら、やはりお給料も手堅い正社員!
とはいえ、子育てと両立となるとかなり絞られてくるでしょう。
ここでは子育てと両立でも可能な正社員を募集している企業を5社ご紹介します。


1.株式会社スタッフサービス

無期雇用の事務派遣制度、ミラエールや、有給休暇が取りやすいなど、子育てと両立でなくとも働きやすい環境です。
転職が不安な方や、事務仕事未経験の方でも安心して働ける、研修をはじめとした手厚いサポートが魅力。
育児中の方には時短勤務の提案もしてくれます。


2.株式会社夢真ホールディングス

女性が長く働ける環境を意識した職場です。
約9割が中途採用と間口も広く、各種制度も充実しているので子育てとの両立にはぴったり。将来的には在宅ワークも可能です。
専門スキル「CAD」をゼロから身に着けることもでき、今後のキャリアアップにも役立つでしょう。


3.株式会社スリムビューティハウス

未経験でもスタートできる、東洋の美のセラピストとして働ける仕事。
産休・育休で自分の美を磨くことを忘れてしまっていた方も、仕事の間だけはしゃっきりと背筋を伸ばしてセルフイメージ髙く仕事ができるでしょう。
シフト制で子どものイベントスケジュールに合わせやすいですし、もちろん各種制度も充実。


4.大同生命保険株式会社

仕事とプライベートを両立させたい方にピッタリの、福利厚生プランナーのお仕事です。
実際に社内にも育児と仕事を両立させている社員が多く、幼稚園のお迎えのために定時退社、子どもの緊急事態に半日休暇、といった働き方がしやすい環境。
仕事内容もノルマがあるわけでもなく、名刺の渡し方から丁寧に教えてもらえるのもありがたいですね。


5.MRT株式会社

医師と医療機関のマッチングをおこなっている会社。
もちろん、未経験でも大歓迎です。
働いている社員の2割が子育てと両立しており、時短勤務にも対応。
産休育休後の復帰率100%を誇り、女性管理職などキャリアアップも望める環境です。

 

■資格を活かせる就職先5選


育休中に資格をとってみたい、あるいはとってみた、という方も多いでしょう。
女性の再就職におすすめの資格と仕事をまとめてみました。


1.日商簿記(事務職)

事務職に就職するときに有利になるのが日商簿記、いわゆる簿記検定です。
特に経理事務ともなると、たとえ未経験でも知識があるのとないのとでは採用側の姿勢も変わってきますよね。


2.医療事務(病院)

人気の高い医療事務は、資格としてとっておけば一度就職すれば長く勤めることができます。
また、旦那さんの転勤で引っ越しになっても、病院はどこにでもあるので転職にも困らなくなるでしょう。


3.介護職員初任者研修(介護施設)

人手不足の介護業界としては、喉から手が出るほど欲しい人材と言えるでしょう。
こちらも、再就職先としては困らないはずです。
介護の仕事は体力勝負でもありますが、シフト制がほとんどなので子どものスケジュールに合わせることも可能、という利点もあります。


4.保育士(保育園、児童福祉施設、企業内保育)

介護業界同様、人材が求められる資格です。
待機児童問題などで保育園に空きがなくとも、児童福祉施設や企業内保育など活躍の幅は広がりつつある仕事。
出産・子育ての経験が活かせるのも利点ですね。


5.ファイナンシャルプランナー(金融系)

資産運用の提案をする、お金の専門家です。
もちろん金融系の企業がメインになりますが、保険、不動産分野でも活躍できます。
有資格者となれば独立の可能性も。

 

■セミナーで情報収集することも大切


もちろんインターネットでも情報は集まりますが、今は女性の再就職は珍しいことではありません。
再就職する女性を支援するための各種セミナーが多く開催されているので、是非調べて足を運んでみると良いでしょう。
企業側の新鮮な情報を知れたり、同じように再就職を目指す女性から現状を知ることができます。

 

■まとめ

女性の社会復帰ができる環境は完全に整っているとは言いがたいですが、だからこそ女性の再就職を支援する企業やセミナーが用意されています。
しっかりプロの力を借りながら、ワーキングママというカッコいい働き方を目指しませんか?