転職がうまくいかない人におくる、書類・面接別!転職活動成功の秘訣
転職がうまくいかない人は多い
近年、人口減少や高齢化などの影響もあり、空前の売り手市場と言われています。
存状況でも、転職がうまくいかないと悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
「これだけ“売り手市場”だと言われているのに、転職先が見つからないなんて……」と自己嫌悪に陥っている方もいらっしゃることと思います。
転職がうまくいかない原因に気づいて解決しない限り、何度も選考に落ちて自信を失う悪循環にハマってしまう可能性があります。
この記事では、転職がうまくいかない人に、その原因と、成功の理由、そして書類・面接を突破する秘訣をご紹介いたします。
うまくいかない原因は?
そもそも転職がうまくいかない、というのは「転職活動がうまくいかずに内定をもらえない」という人と、「転職してもうまく会社にマッチできず、転職を繰り返してしまう」という人の2種類がいらっしゃるのではないでしょうか。
転職活動がうまくいかずに内定をもらうことができないのも、転職を繰り返してしまうのも、原因は「自分と相性が良い企業を探せないから」です。
では、その「相性がいい」企業とはなんでしょうか。
一言で言うなら、労働者である自分といつもwin-winの関係でいられる企業でしょう。
労働者側は、自分のスキルや技術を生かして働くことができ、企業側もその能力を借りているおかげで儲けが出る状態を想像してみてください。
労働者側は活躍している実感があり、周囲や雇用者からの評価も得られるので自信を得られます。それに伴い賃金も上がります。
一方の企業側も、労働者の働くモチベーションが上がり、そもそもの儲けがたくさん出ます。加えて、そのモチベーションの高い労働者が周囲に良い影響を与えるかもしれません。そういうものを総合して、賃金を上げても「この人を雇用してよかった」と思うでしょう。
この状態が出来上がれば、転職を繰り返すことはまずなくなると思いませんか?
であれば、転職活動の時点でこのような企業を選び、企業側にその未来をイメージさせることができれば、転職活動もうまくいくのではないでしょうか。
転職がうまくいっている人の成功の秘訣は?
では、自分と相性の良い企業を見つけて、転職を成功させる人の秘訣とは何でしょうか。
__1.「自分自身をよく理解している」ということです。
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みなさん、新卒で就職活動をする際によく「自己分析」というのをしたのではないでしょうか。
なぜ自己分析が必要なのかというと、自分の希望している働き方や、能力、適性などを正確に把握することで、自分と相性の良い企業を選ぶという目的のもとだったはずです。
働いているうちに自分の思い描いていたキャリアプランから実際の業務内容が外れていたり、そもそもキャリアプランに迷いが出ていたりしませんか?
すでに働いたことのある人が行う“転職”活動だからと見落とされがちですが、意外と自分自身のことを見失っている人が多いものです。
__2.「書類の内容、および面接で話す内容に一貫性をもたせるということ」。
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新卒のうちはまだ、自分が働いたときのイメージをうまく描けないため、漠然としたところからハウツー本や大学の支援などを借りて自己分析をすることが多いでしょう。
しかし、転職活動をする場合、すでに働くということのイメージはついているはず。くわえて、転職活動はあまり時間がないため、大学生のようにゆっくりと自己分析を行うことができません。
ですから、漫然と自己分析をするだけでなく、書類選考と面接を見据えて、自己分析を行うというのが、転職成功の秘訣なのです。
書類選考の成功の秘訣
では、どうすれば書類選考を通過することができるでしょうか。
ゴールはたった一つです。
志望動機には、「自分のビジョンとその会社で働くことの意義(会社にとっても、自分にとっても)が重なる部分を書く」ということ。
そうすれば。「自分のビジョンやキャリアプランを叶えるために、貴社で働きたいのです!」と言って納得させられるからです。
それをうまく書類にまとめるためのコツが2つあります。
1.書類に書く内容すべてに一貫性を持たせること
すべてというのは、志望動機だけではなく、学歴や職歴、将来のビジョンや特技なども含めて、ということ。しいては、自分の強みやこれからのキャリアプランにも一貫性をもたせることが必要なのです。
とはいえ、これまでそんなことを考えて転職してきたわけではない、という方もいらっしゃるでしょう。他職種への転職を希望している方もいるかもしれません。
であればこれまでの職歴で、共通している点を見つけて書き出してみましょう。それが自分のやりたいことだった、ということもあるかもしれません。
2.その業界やサービスの未来、将来性を考えること
志望企業の見据えるビジョンと一致するから働きたいと思ったことを伝えるために、その企業と業界の展望を考えてみましょう。
とはいっても、答えはすでにあります。多くの場合、企業は「理念」や「ビジョン」をサイトに掲げていますよね。それに心から共感できるのであれば、それを自分なりの言葉で言い換え、そこに自分の意見を加えられるはずです。そこまで深掘りしてみましょう。
志望動機にもその考えを少し匂わせて書いておき、「面接で話を聞きたい」と思わせましょう。
面接を成功させるためにも、書類を最後まで読ませ、「この人はうちに合うかもしれない」「直接会って話を聞いてみたい」と思わせることが重要なのです。これは単純なことですが、転職活動の疲れから、忘れがちなこと。履歴書や職務経歴書を読み返して、自分なら「この人に会いたい」と思うかどうかを考えてみましょう。
面接成功の秘訣
そして最後、面接を成功させるための秘訣です。
すでに書類作成の段階で準備の9割が終わっているはずなので、それほど緊張することはありません。いかに自然体で、緊張せず、挑めるかどうかが勝負です。
緊張してしまうと頭の回転も硬直して遅くなり、伝えたいことを100%伝えることができなくなってしまいます。
面接で最も重要なことは一つ。
相手に「もっと質問したい」と思わせることです。
あなたが学生時代、授業の上手い先生はいませんでしたか?
授業の上手な先生は、「生徒にここで、こういう質問をさせよう」と考えて、授業を組み立てているのです。
映画などを見ていても、上手に作られているものだと、伏線につながるシーンでわざと記憶に引っかかるように印象的なアイテムやセリフなどを入れ込み、あとで視聴者に「あのときのアレはここにつながっていたのか!」としっかり想起させていますよね。
それらを見習い、「この言葉を使えば相手は“どういうこと?”と聞きたくなるな」「この言葉はフックになるぞ」と考えて話す練習をしましょう。
先述した自分のビジョンやキャリアプラン、企業理念への共感など、すでに準備してきたので話せることは多くあるはずです。
すぐにできる話し方ではありませんが、これができれば会社に入ったあとでも会話を思うように誘導できるようになるので、しっかり練習しておきましょう。
他業種からの転職であれば、その業界に通じる知識や興味があることを示し、意欲を見せることが重要でしょう。普段からその業界のニュースをウォッチし、自分なりに考えを整理しておくのも得策です。
まとめ
いかがでしたか。売り手市場なのに転職がうまくいかない、とへこむよりも、うまくいかない理由をしっかり掘り下げて考えてみましょう。
重要なのは、
1,会社選びは、面接でキャリアプランを聞かれたときに、その会社内でゆくゆくできそうなことを答えられるようなところを選ぶこと。(それが書類~面接まで一貫性を持たせることでもあり、相性のいい企業を選ぶ秘訣でもあります)。
ですから、その会社で自分のやりたいことが実現できるかどうかは、妥協せずに考え抜くことです。
2,自己分析から、書類作成、面接まで、すべてがつながっていることをきちんと意識して1つ1つのステップを踏むこと。
この2つをしっかり意識して、書類作成から面接まで取り組んでみてください。
きっとうまくいく転職になるはずです。
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